明治・大正の公共施設を巡る建築紀行

公共施設等 VIDEO
公共施設等

タイムスリップ:明治・大正の公共施設を巡る建築紀行

皆さま、こんにちは!「JAPAN思い出BOX」へようこそ。

今回は、明治・大正時代に私たちの暮らしを支え、日本の発展を力強く後押しした、公共施設の古写真をまとめた動画をご紹介します。郵便局、市役所、銀行、そして監獄まで、多種多様な公共施設に込められた、当時の人々の知恵と努力を、建築という視点から見ていきましょう。

郵便と通信の近代化を支えた建物たち

動画の冒頭に登場するのは、東京中央郵便局日本銀行本店 です。これらの建物は、以前のブログでもご紹介した通り、日本の金融と通信の中心として、国力を象徴する役割を担っていました。

そして、動画は全国各地の郵便局へと続きます。横浜郵便局横浜郵便電信局札幌市役所大阪郵便電信局 など、近代的な洋風建築の郵便局が、日本各地に建てられていたことが分かります。

当時は、電話や電報といった通信手段が、社会のインフラとして急速に普及し始めた時代です。これらの建物は、単なる事務手続きの場所ではなく、人々の生活と情報を結びつける、大切な拠点でした。

産業と社会を支えた、様々な公共施設

動画の中には、近代日本の産業を支えた建物も登場します。富岡製糸場 は、日本の製糸業の発展に大きく貢献した、まさに近代産業の象徴です。また、横浜衛生試験所 のような施設からは、当時の日本が、公衆衛生の向上にも力を入れていたことがうかがえます。

少し意外に思えるかもしれませんが、豊多摩監獄 の写真も紹介されています。重厚なレンガ造りの建物は、当時の刑務制度の近代化を示すものであり、社会秩序を維持するための重要な施設でした。

今に続く、日本の風景

これらの公共施設の多くは、関東大震災や第二次世界大戦を経て、その姿を変えてしまいましたが、中には現在も、当時の面影を色濃く残している建物もあります。辰野金吾が設計した日本銀行本店や、富岡製糸場は、今もなお、私たちに当時の歴史を伝えてくれています。

この動画は、日本の近代化が、政治や経済といった大きな動きだけでなく、郵便や衛生、社会秩序といった、私たちの生活に密接に関わる様々な側面から進められていたことを教えてくれます。

「JAPAN思い出BOX」では、これからも、このような古写真や映像を通じて、皆さんと一緒に、古き良き日本の物語を紡いでいきたいと考えています。

タイトルとURLをコピーしました