タイムスリップ:明治・大正の交通と娯楽施設を巡る建築紀行
皆さま、こんにちは!「JAPAN思い出BOX」へようこそ。
今回は、明治・大正時代の人々の移動と娯楽を支えた、駅舎、飛行場、スポーツ施設といった建物の古写真をまとめた動画をご紹介します。これらの建物は、当時の日本の技術力や文化の発展を象徴しており、今見てもその設計や規模に驚かされます。
日本の交通の夜明けと発展
動画の冒頭は、日本の鉄道の原点である新橋停車場 から始まります。以前ブログでもご紹介した、イギリス人技師ブリジンスが設計した、シンプルながらも力強いレンガ造りの駅舎は、日本の近代化の第一歩を象徴しています。
そして、日本の鉄道の発展を象徴するのが、大阪停車場 や、我々のブログでもおなじみの東京駅旧中央停車場 です。辰野金吾が設計した東京駅の壮麗な姿は、日本の鉄道が世界に肩を並べる規模にまで成長したことを物語っています。
さらに、中央線の駅として親しまれた万世橋駅 も登場します。駅前にある広瀬中佐と杉野兵曹長の銅像が象徴的です。東京駅のような赤レンガ造りの建築物となっています。というのも設計者は辰野金吾によろものです。のちに交通博物館となりその面影を残すこの駅は、当時の東京の活気と、鉄道が人々の生活に深く根ざしていった様子を伝えています。現在は、交通博物館跡地にはJR神田万世橋ビルが建設されています。
空への挑戦:飛行場の誕生
動画の中盤では、鉄道から一転、日本の空の歴史を伝える貴重な写真が登場します。所沢飛行場にあった飛行船格納庫 です。所沢飛行場は、日本初の飛行場として知られ、日本の航空技術の発展を支えた場所でした。空へと挑む、当時の人々の夢と情熱が、この巨大な格納庫から感じられます。
スポーツと文化の殿堂
動画の後半では、人々の娯楽や文化を支えた施設が紹介されます。国技館 は、日本の国技である相撲の殿堂として、多くの人々に感動を与えてきました。当時の国技館も、現在と同様にドーム状の大きな建物で、大勢の観客を収容できる大規模な施設だったことが分かります。
また、明治神宮外苑競技場 の写真からは、スポーツの力で国民の健康増進や士気高揚を図ろうとした当時の様子がうかがえます。
この動画は、明治・大正時代に、日本の社会がどのように変化し、人々の生活が豊かになっていったかを、交通や娯楽といった身近な視点から見つめ直す、貴重な機会を与えてくれます。
「JAPAN思い出BOX」では、これからも、このような古写真や映像を通じて、皆さんと一緒に、古き良き日本の物語を紡いでいきたいと考えています。
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