明治・大正のホテルと邸宅を巡る建築紀行

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ホテル・住宅編

タイムスリップ:明治・大正のホテルと邸宅を巡る建築紀行

皆さま、こんにちは!「JAPAN思い出BOX」へようこそ。

今回は、明治・大正時代の社交と暮らしの舞台となった、ホテルと邸宅の古写真をまとめた動画をご紹介します。これらの建物は、当時の日本の西洋化の進展と、人々の新しいライフスタイルを象徴しており、今見てもその優雅さと歴史の重みに心を惹かれます。

憧れの空間:日本のホテル文化の黎明

動画の冒頭に登場するのは、日本初の本格的な西洋式ホテルである築地ホテル館です。木骨石造の壮麗な建物は、当時の日本の街並みの中でひときわ異彩を放ち、多くの外国人客や日本の富裕層を魅了しました。

そして、日本の近代建築を代表するホテルとして名高い帝国ホテルが登場します。動画では、大正11年に焼失した旧館 と、その後再建された新館 の写真が紹介されています。フランク・ロイド・ライトが設計した新館は、建築界の傑作として今も語り継がれており、当時の日本の建築技術の高さと、国際的な交流の広がりを物語っています。

富と権威の象徴:壮麗な邸宅の数々

動画の中盤では、当時の日本の財界を牽引した偉人たちが暮らした邸宅が紹介されます。

  • 穂積邸 :美しい洋館は、当時の富裕層の暮らしぶりを今に伝えています。
  • 岩崎邸洋館:三菱財閥の創業者である岩崎弥太郎の邸宅。ジョサイア・コンドルが設計した壮麗な洋館は、日本の近代建築史においても重要な位置を占めています。
  • 前田邸洋館:旧前田家本邸として知られ、現在は公園として一般公開されています。イギリスのチューダー様式を取り入れた美しい洋館は、当時の華族の暮らしを今に伝えています。

これらの邸宅は、西洋の建築様式を取り入れつつも、庭園には日本の美意識が活かされるなど、和洋折衷の独自の文化が育まれていました。

失われた美、そして受け継がれる記憶

これらのホテルや邸宅の多くは、関東大震災や第二次世界大戦を経て、その姿を変えてしまいましたが、動画の中に残されたその姿は、当時の日本の技術力やデザインセンス、そして何よりも、新しい文化やライフスタイルを積極的に取り入れようとした人々の情熱を、今に伝えてくれています。

「JAPAN思い出BOX」では、これからも、このような古写真や映像を通じて、皆さんと一緒に、古き良き日本の物語を紡いでいきたいと考えています。

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