タイムスリップ:明治・大正の商業施設を巡る建築紀行(その2)
皆さま、こんにちは!「JAPAN思い出BOX」へようこそ。
今回は、前回に引き続き、明治・大正時代の人々の暮らしを彩り、日本の経済発展を支えた、商業施設の古写真をまとめた動画をご紹介します。今も続く老舗の創業当時の姿や、今はもうない幻の建物の姿は、当時の日本のエネルギーを雄弁に物語ってくれます。
華やかなる銀座の街並みと、老舗の変遷
動画は、当時の銀座のランドマークとして親しまれていた伊東屋 、モダンな洋風建築から始まります。また、丸善の建物も紹介されています。これらの建物は、当時の文化人やビジネスマンたちの生活に欠かせない存在であり、日本の文化発展を支えました。
そして、日本の近代商業を象徴する百貨店の姿も登場します。松坂屋呉服店 や白木屋呉服店 は、豪華な装飾と大きなドームが特徴的で、当時の人々に「夢の空間」を提供していました。これらの百貨店は、単に商品を売る場所ではなく、新しい文化やライフスタイルを発信する、最先端のスポットだったのです。
産業と社会を支えた、様々な建物たち
動画の中には、商業施設だけでなく、産業や社会の発展を支えた建物も登場します。大日本衛生会館 のドーム屋根は、公衆衛生の向上に力を入れていた当時の日本の姿勢を象徴しています。また、日本工業倶楽部会館 や東京商工奨励館 といった建物は、産業界の発展を目的とした、重要な交流の場でした。
特に注目すべきは、東京勧業博覧会外国製品館 です。これは、新しい産業や技術を国民に紹介し、日本の産業振興を図るために開催された博覧会のパビリオンです。広い敷地に並ぶパビリオンは、当時の日本の活気と、未来への希望を感じさせてくれます。
記憶に残る、丸の内と日比谷の風景
動画の後半では、丸の内ビルヂング や東京倶楽部 といった、丸の内や日比谷の街並みが登場します。これらの重厚な洋館は、日本のビジネスと社交の中心地として、多くの物語を育みました。
これらの建物は、関東大震災や第二次世界大戦を経て、その姿を変えてしまいましたが、動画の中に残されたその姿は、当時の日本の技術力やデザインセンス、そして何よりも、未来への希望を追い求めた人々の情熱を、今に伝えてくれています。
「JAPAN思い出BOX」では、これからも、このような古写真や映像を通じて、皆さんと一緒に、古き良き日本の物語を紡いでいきたいと考えています。
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